瀬戸内寂聴さんの本
『愛の倫理』を読んでいて、ハッ!とした部分があった↓
「たいていの妻に去られた夫たちが、
家庭的で、やさしくて、妻思いなのも偶然のことではないように思う。
妻は、やさしくされることを望んでいるだけではない。
やさしい心で理解されることを望んでいる。
多くの、妻にやさしい夫たちは、
本質的に妻を理解しようとしてはいず、
自分の流儀で、自分本位に妻を愛しているような気がする。
ひもじい時に、厚いオーバーを買ってくれたり、
寒い時に、高価なアクセサリーをもらっても妻は充たされない。」
わかってもらえないもどかしさ…(>_<)
↑本を読んでいて私が思い出したのは、妻に去られた知人が、
「俺は、優しくて妻思いの夫だった」
と自分が、いかに優しくて良い夫であったかを
やたら私に言ってくるため、聞かされている私のほうは
「ではなぜ妻は、優しくて良い夫の元を自分から去って行ったのか(?_?)」
と大いに疑問に思っていたのだが、その謎が一気に解けた気がした!
疑問だった反面、
「俺は、どんなに優しくて良い夫だったことか…」
と、自己満足しているような気がしないでもなかったからだ。
例えば私が、人から何かで喜ばれて感謝されたとして
「ありがとう理奈ちゃん。お礼に、ご飯おごるよ」
なんて言われても、一緒に食事したくない相手だったら
ハッキリ言って嬉しくないし、断る。
「女性は精神的つながりや、心の通い合いを重視する」
といわれるが、まさにそうだと思う。
確かに女性のハートを掴むには、
やさしい心で理解してあげることではなかろうか…(^^♪
愛し方を間違えて、縁が切れてしまうのは悲しいから…(T_T)
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