2010年10月6日水曜日

都合の「いい人」

友達と食事しながら喋っていたら
「もう、我慢の限界」と言いだした。

会社の人間関係では、
「人の言いなりになりすぎず、
かといって自己主張しすぎず」の
バランスが非常に微妙で難しいと思うが
普通は誰だって
「嫌われたくない」
「波風を立てたくない」
「認められたい」等と思うだろう。

社内で「いい人」だと思われるのは
そういう気持ちが人一倍、強い人かもしれない。
さらに断る勇気が人一倍ない人とか。

だって、「いい人」というのは、イコール
「都合のいい人」の事じゃないのか?

自分の期待どおりに相手が動いてくれれば上機嫌で
「ありがとう。助かるよ。感謝してるよ」
なんて言って(たいていは言うだけ?)
自分が頼んだ事に対して
「いま忙しいので、他の人に頼んでください」
「自分で調べてください」
なんて断られると、とたんにムッとした顔になって
「なんで、そんなこと言うんですか(ー_ー)!!」
とか
「もういいです(-.-)」
なんて不機嫌になる。

キーワードは『甘え』かもしれない。

相手に甘えを受け入れられれば上機嫌、
相手に甘えを拒絶されたら不機嫌。
所詮そんなもん。

都合の「いい人」だと思われたら
周りの要求(甘え)は当然のようにエスカレートしていく。

しかし文句も言えず、我慢して「いい人」で居続ける。

そうなると、我慢の限界が来て爆発、
我慢が飽和の量より増えたら辞めるのは時間の問題。

いい人が会社を辞めて行く原因はココにある(ー_ー)!!

自分で自分の首を絞めたともいえるが、いい人が
いい人で居続ける事に疲れ切って去っていく。
結局、お人よしは損をする(-_-;)

しかし、これは非常に本人にとっても
会社にとっても残念なことじゃないだろうか?!

だが会社は出来るだけ都合の「いい人」でいてもらって、
遅かれ早かれ我慢の限界が来て辞めるとなったら、
また別の都合の「いい人」を採用してまた
頑張ってもらえばいいと考えるんだろうな‥(-_-)
(採用前に見抜くのは難しそうだが)

友達と仕事の話をしながら
「もともと会社は利潤を追求するために
作られた組織」だから当然、非情で

『駅前不動産屋 今日も回りは敵だらけ』(7月31日)
http://www.th21.jp/adiary/diary3.cgi?id=hshop&action=view&year=2010&month=7&day=31#7_31

に、ビジネスの世界では、皆の利益が
同じ方向を向いてる時は仲良くできるので
信頼関係があると勘違いするが、
利益が対立した時に本当の信頼関係が見えてくる。

と書かれていたのも、よく分かる気がしてくる(^_^;)

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