2010年10月2日土曜日

「時計台の狙撃者」は脳腫瘍のせいだったのか?

25歳で、実母と妻を殺害した直後に
時計台の上から道行く人を狙い撃ちし
(被害者は死者13人、重軽症者31人)
塔の上で警官によって射殺された
時計台の狙撃者、チャールズ・ホイットマン。

犯人の死体を解剖してみると、
脳内に腫瘍が発見されたため
この脳腫瘍が、ひどい頭痛と憤怒の発作を
彼(ホイットマン)にもたらしたといわれているらしいが
連続殺人者には虐待で脳に障害を負った人物が多いという。

映画『羊たちの沈黙』の、ハンニバル・レクター博士の
モデルになった、「ヘンリー・リー・ルーカス」は
実母から日常的に暴力をふるわれて育ち、
逮捕されてからCTスキャンとMRI検査を受けると
脳の損傷範囲は広大だったようだ。

殺人ピエロの「ジョン・ウェイン・ゲイシー」も
手術が不可能な部位に脳腫瘍があり
発作的な癇癪をおこしており、父は高圧的で
徹底的な虐待を受けていたという。

「虐待された者は、虐待するようになりがち」
だと聞くが、心理的なことに限らず、
虐待されたことによる脳の器質的障害が
虐待や殺人を犯す原因のひとつになるのだろう(-.-)

そう考えたら、精神鑑定における
刑事責任能力の有無を検討すると同時に、
脳の検査なんかもしてるもんなんだろうか?

「精神鑑定の結果、責任能力は‥」は、よく聞くが
「脳の検査の結果‥」は聞いた記憶がない。

脳の検査もしてるけど、異常ナシだったら
報道されないだけなんだろうか?

CTスキャンとかMRI検査は3割負担で
5千円くらいかかるから高額なんだけど
刑事事件となったら「検査料が高い!」
なんて言ってられないしね(-_-;)

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