2010年11月16日火曜日

病気を見て病人を見ず

「医者は病気を見て、病人を見ない」

医者はそんな人が多いと
聞いたことがあるが、真偽は謎としても、
ちなみに看護師になるための学校では

「患者の全体像は、病像と社会像と生活像。
病像は、もちろん病気について。
社会像は、社会的な背景や家族構成や思い。
生活像は、生活の自立度や必要な支援。」

というような事を習ったと思う。

つまり今日のタイトルは

「医者は全体像を見ず、病像だけ見る」

という医者を皮肉った言葉なのだ(-_-)

こんな言葉を思い出したのは
医者ではなく、
父の介護保険の認定更新の調査員による。

訪問による聞き取り調査に来られるのを
私の仕事が休みの日にしてもらい、
調査員が父の聞き取り調査に来たその場に
立ち会い、父の傍で話を聞いていたら、
調査員が父の家族構成を全く把握せず、
今どんな介護保険によるサービスを受けているか?
ロクに知らずに訪問して来た事が分かって、
驚いたからだ(ー_ー)!!

これって普通の事なんだろうか?
誰か知ってる人がいたら教えて欲しい!

去年も聞き取り調査に立ち会ったけど、
こんなんだっけ?
去年と今年は違う人が来たけど
去年は別に驚くことなんて無かったような‥(・.・;)

介護を要する人の(父は病気の後遺症でだが)
身体状態からだけでは、
必要とする支援は何なのか?が
把握出来ないんじゃないのか?。

「病院まで、どうやって通院してます?」
とは聞かれたけれど、

『1人暮らしか?家族と暮らしているのか?
自宅の立地により、一番近いスーパーまで
どのくらい距離があるのか?
家の前でタクシーを拾えるのか?』

等は前もって調べられると思うし、
全く同じ身体状態でも自宅から
スーパーが近いか遠いかで
1人で買い物に行けるかどうか?も
違ってくると思うけどなぁ‥(・_・;)

そんな事も前もって調べないもんなのね。

その場に立ち会った私は
「自宅から、あちらへのスーパーへ行こうと思っても
道が平坦じゃなく、途中に急な上り坂がありますので
父が1人で行くのは無理で‥」
等と、少しは言わせてもらった(ー_ー)!!

聞き取り調査員として訪問して来た人は、
話せば「あ、なるほど」といった感じで
分かってくれそうな若い女の子だったから
結果は大丈夫だろうとは思いつつ、少し心配(-_-;)

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