2010年11月5日金曜日

副腎が一つしかない

人間には肺と腎臓が二つある。
(心臓と胃は一つしかない)

しかし、世の中には病気や事故で
手術により肺や腎臓を一つ取り、
残った一つしかない人もいる。

あまり知られていないと思うが
腎臓の上には副腎があるため
副腎も二つある。

私は平成6年に病気(クッシング症候群)による
手術で左の副腎を摘出したため、
普通は二つある副腎が
悲しいことに、実は一つしかない。

その時の私の主治医が
「人間の体に無駄なものは一つもない」
と言っていたが、まさに
「二つあるから、一つ取っても大丈夫(^^♪」
なわけがない。

一応、二つある内臓が一つになると
残った一つが頑張り始めて二つ分、
働くようになるというが、
それじゃ疲弊するのが当然だろう(-_-;)
(常に倍、働くのだから‥)

これは珍しい病気らしいが、
確かに内科に入院していた時は
糖尿病の患者さんは大勢いたけれど、
私と同じクッシング症候群の人は皆無だった。

だが今はインターネットが当たり前にある時代!

クッシング症候群で20年前に手術を
受けたという人のブログを見つけた。

副腎が一つになってからは疲弊しやすく、
正社員の仕事は辞めざるを得なくなり、
でも生活があるから何とか働いて
日常生活を送るというだけのことも、
かなり大変だが、気力でこなしているようだ。

この人に比べたら私の後遺症はマシだと思うが
座ってるのも無理な、何ともいえない疲労と脱力感が
時おり襲ってくることは、同じ病気に罹り、同じように
副腎が一つしかない私には非常によく分かる話だ。
針で刺されるような痛みが急に来る事も
私と同じ症状だ。

その他にもアレルギー、腰痛、低血圧、貧血、
風邪をひかない年はなく、
ひくと悪化してフラフラになり
何とか会社に行くと
「重説して。これやって。」
と頼まれ、
「声が出なくて‥。出来ない‥(@_@。」
なんて弱音を吐くと
「なんで出来ないんですか(ー_ー)!!」
と同僚Kに怒られ、上司からは
「宅建だから、居て」
と頼まれても倒れそうです‥早退したい(=_=)

と思いつつ、みんな他人の私の身体より、
自分の仕事・自分の事の方が
当然、大事なのだ。

そこで私は
「休みにくいけど‥、それでも会社休めばよかった(泣)」
と心の中で泣くハメになる(-.-)

しかし身体が仕事出来ない状態の時は出来ないので
これからは本当に休みたいと思っている(^.^)

私だって他人の事より、
自分の身体の方が大事なのだ。
(これで、おあいこ(^^ゞ)

かなり体調が悪くなる時は、
全て副腎が一つしかないせいじゃないと思うが
手術痕、明らかに手術前より
汚くなってしまった私の肌(年齢のせいもあるが)。

身体にメスを入れると(手術を経験すると)
踏ん張りが効かなくなるという。

もう、手術は受けたくない。
元気でいたいと、つくづく思う。

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