2010年11月18日木曜日

高級酒の味を作りだす調合師

『コワ~いキャバクラの話』という本を読んでいて
妙に感心したのが「偽酒の調合師」。

何でも内情とか裏事情を知ると怖いモノがあるが、
酒場ではミネラルウォーターが水道水だとか、
ボトルは高級酒でも中身は安酒に
詰め替えてあるとか、店側が原価を抑えるための
色々な噂があるにせよ、調合師って何なんだ(・・?

「調合師とは、安価な酒をブレンドして、
本物の高級酒のような味に仕立て上げる
調合のプロのこと。
代々レシピが引き継がれ、本物と味の区別が
つかないほどにまで磨きあげられている。

“例えば、Aという安ブランデーとBという安ブランデーを
ブレンドすると、Cという高級ブランデーに変身する。
その配合率はかなり厳密で、少しでも間違えると
味が格段に落ちる。
芋焼酎は難しいけど、なかには、
森伊蔵や魔王といった高級焼酎の味を
完全に再現させた調合師もいて
非常に奥が深い世界なんですよ”」

は?!そこまで言われると職人技というか、
プロの料理人ならぬプロの調合師?!
そんなレシピを編み出すなんて匠の技だ(・o・)

さらにビールの話が面白い(^◇^)

「生ビールの場合、コップに3分の1くらい入れて、
あとは発泡酒を注ぎ足す。
香りもビールそのもの。
これが全くバレないんです!
節約してる人は是非、
家でも試してみてほしい(笑)」

なんと涙ぐましい節約の努力!

素晴らしい節約ぶりに「やりくり上手な妻」も
顔負けじゃないかという気がしてくる(・・;)

しかし酒場で働く側も単に「お酒」を
売ってるわけではなく(酒屋じゃないんだから)
サービスという形の無いモノを売る仕事ゆえ、
決して見た目ほど楽じゃないのも内情。

いろんな意味で本当に奥が深い世界だ(-_-)

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