「管理職の巡回」と「総回診」

会社員をしていると会社によっては
管理職が巡回に来る。
前もって「今日は来るぞ！」と分かると、
やれ片づけだ掃除だ打ち合わせだと慌ただしい。
普段、散らかってるのが悪いのは分かるが
使いやすいよう周りにいろんな物を出して置いてたり、
片づけてもすぐ散らかす人ばかりだとキリがない。
さらに私は片付けるのが苦手で、散らかす人が嫌いだ。

しかし、どう頑張っても管理職がやって来たら、
何ら怒られたり注意されるものだが、
管理職が帰ると途端に
「あの書類どこ行った？どこに片づけた？誰か知らん？」
なんて探しまくる時間で仕事の効率が下がったり、
アレコレ指導されて「はい！はい！」と聞いてる時間は
「この時間に、あの仕事をやろうと思ってたのに‥」
なんて感じで仕事の段取りが狂ったりする(-_-;)
まるで管理職という台風が上陸して（来て）、
そして去る（帰る）ようだ(^_^;)

毎月、美容室で髪を染めている私は（自分で出来ない）
１週間前に染めたばかりなのに
「もっと暗い色にしなさい」と言われ、
またお金は掛かるし、時間的にもすぐ行くのは無理なので
仕事が終わるとスーパーへ飛んで行き、
「シャンプーで洗い流せる毛染めの暗い色」
を探したのだが（学生時代の服装検査前みたいだ）
「スプレータイプの黒」しかなく
スプレーで全体を上手く染めるのは難しいだろうと思い、
カツラでも探しに行こうかと思っている(・_・)

そういえば病気で入院していた時、
大学病院じゃなかったけど
「総回診」（大学病院なら教授回診）というのがあって、
あれも鬱陶しかった(ー_ー)!!

入院してても寝たきりで動けないとき以外は、
部屋のベッドで寝ながらテレビを見るよりも、
学生だった私は部屋を出てデイルームのテーブルに座り、
病室に持ち込んだ教科書で勉強していた事が多かったのだが、
総回診前は、
「部屋にいない入院患者の私」を
いつも看護師さんが探しに来ては、
「総回診です。ベッドに戻ってください」
と言われたものだが患者は皆、ベッドへ戻され
副院長を筆頭にゾロゾロ医者が
各部屋を回り患者を見て回っていた。
（教授回診は別名、大名行列というらしい）

それにしても、管理職の巡回と総回診を
心待ちにしてる人は皆無に近いんじゃないか？

でも、する方はけっこう楽しいんだろうか？

さらに思いだしたが
「会議の多い会社はダメだ」って本当なんだろうか？
管理職会議って、どんだけ有意義な時間なんだろう？

イチＯＬの私に医者の世界は謎だが、
平社員の私にとって、管理職の世界もまた謎なのである。