2011年2月15日火曜日

彼には天吾を非難できる筋合いはない

村上春樹の「1Q84」BOOK3は私にとって、
ゲラゲラ笑って読める本じゃないけど、
笑える箇所があった。

『牛河という男が調査のため、
天吾という男をこっそり尾行していた。

すると天吾はある寒い夜に、
公園へ行って滑り台に登り、空を見上げる。

まったくはた迷惑な、と牛河は思う。
何もこんな風の強い冬の夜に、
滑り台の上で空を見上げて
考えごとをする必要もあるまいに。

とはいえ彼には天吾を非難できる筋合いはない。
牛河はあくまで自分の都合で勝手に天吾を見張り、
尾行しているのだ。
その結果どんな酷い目にあわされようと、
それは天吾の責任ではない。
天吾は一人の自由な市民として、
春夏秋冬好きな場所から好きなだけ
空を眺める権利を有している。』

ごもっとも(^◇^)

自分の都合で取った言動の結果、
どんな酷い目にあわされようと、
自分が期待したのとは正反対の結果が出ようと、
そこで相手を恨むのは筋違い、逆恨みというものだ。

自業自得だろ(ー_ー)!!
相手のせいにするなよな。

自分の期待したとおりに相手が動いてくれない場合、
その事が気に食わないほどストレスが溜まり、
特に相手がおとなしいタイプだったり部下だったりすると
「弱いものイジメ」や「パワハラ」や「都合良く利用する」や
「排除しようとする」なんてことが始まったり、
相手にそこまでしなくても自分が
「お酒に逃げる」なんてことになったりするんじゃないだろうか(-_-)

それは現実逃避であって、
肝心の問題は解決しないうえ、
調子に乗ってやりすぎると大切なものを失う事がある。
致命的な判断ミスや油断で、大切なものを失う事もある。
大切な人や、お金や地位や健康や、時には命まで(-_-;)

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