2011年7月21日木曜日

阿倍野の明治屋

60歳代後半の女友達に

「阿倍野に出来たキューズモール行った?」

と聞くと

「まだ行ってないけど、明治屋って知ってる?
主人が好きで時々行ってた居酒屋やけど、
すごい人気で満席の時は前で待っててん。
キューズが出来るから立ち退きで
閉店したと思ってたら、復活したらしいね(^^♪」

なんて言われ、別の日に団塊の世代の知人男性に

「この前あべのキューズモールに行きました」

と話しかけたら

「僕、キューズはどうでもいいねんけど
理奈ちゃん明治屋って知ってる?
キューズが出来るから立ち退きになったけど
復活したやろ(^^♪」

「明治屋ですか?この前も友達が言ってたけど
私は知らないんです^_^;」

と答えながら、立て続けに明治屋明治屋って
言われたらメチャ気になるので
明治屋見たさにキューズまで出掛けて行った。

「ここ(・o・)!」

入口を見た瞬間、あまりのレトロさにビックリ(・o・)!
映画で見る昔の昭和の平屋建ての家みたい(・o・)

入口は木の引き戸!表の看板には年季が入っており

「この木枠の引き戸と暖簾の向こうにある店内は、
一体どんな店なのか???」

思いっきり気になったが
暖簾をくぐって引き戸を開け、女一人で入る勇気無し(^_^;)

でも何か納得したね。

私はキューズといえば、
「渋谷109が入ってる!」
と真っ先に思うが、私よりずっと年上の人は
「明治屋」
と思うらしい。

しかし入る勇気がないまま、気になって仕方がない私は
ネットで調べてみたら
『創業昭和13年』の老舗でした(・_・)

戦前からあるんですか?!

大阪が空襲で焼け野原になった時も
運よく焼けなかったって事ですか?
(遊郭の飛田新地はそうらしいけど)

これって重要文化財級?店のなか見たい!

そして友達を誘い、念願の明治屋デビューしました。

想像どおりレトロな店内。
カウンターで働くエプロン姿の4人の女性たち。
オジサンオジサンオジサンだらけの
カウンターでは隣に居合わせた人同士が話してたり、
何ともアットホームな「お茶の間」っぽい雰囲気。
年代によっては懐かしい雰囲気なのかもしれない。

仕事帰りに、お酒とツマミを楽しむ“お茶の間”
みたいな感じがウケるんだろうな(^^ゞ

下戸の私はチューハイとツマミ少々いただいたが、
味はおいしい!これは良い(^O^)

ちなみに、高級の一流のと謳われる銀座は
「お茶の間」っぽい酒場から、
応接間のような酒場になっていったと
聞いた事がある。

応接間のような高級酒場で飲むのも
いいだろうけど、
お茶の間っぽい雰囲気の店にも
生き残って欲しいなぁとつくづく思う

0 件のコメント:

コメントを投稿